この記事ではプレス加工の抜き加工についてポイントを説明する。
プレス加工において抜き加工は、ほとんどの製品に利用されなくてはならない加工方法である。せん断加工は切断する加工を指し、抜き加工はその加工の一部となる。様々ある加工方法を以下に説明する。
抜き加工時に起こる不良や対策について記載する。
抜き加工をする場合必ずバリが発生する。バリはパンチの消耗や加工数の推移により変化し製品の品質に影響を与える。
対策としては以下の方法などがある。
幅が小さい抜き加工を行うと、曲げモーメントが働き抜き方向へねじれが発生する。
これにより所定の寸法が得られなくなる。
対策としては以下の方法などがある。
抜き加工をした際、材料端面のへこみを「だれ」という。また穴抜きや幅が狭い加工部では板厚減少が起きる。
対策としては以下の方法などがある。